「ダム下」カテゴリーアーカイブ

GW~いつもの山へ

2025.5.5(こどもの日) 日向神278 ダム下37

6日が雨予報で、カニ岩でのマルチが中止になった。
そこでいつもの日向神:ダム下の隧道エリアへ行った。

① Project5の試登(Tr.)
タケシさん、K1さんのアドバイスを受けてボルト位置を修正。

② Project5に終了点設置、ボルト5本打

右下に「隧道」が見える。
お気楽に作業をしていたら1本打ち忘れるという痛恨のミス!

大苦労の図。
今度からはシャントを常にぶら下げておこう。
初登は次回までおあずけ。

今日はアキモトさんの接待登山の日なので、みんなで南面エリアに移動。

③ 真珠の首飾り(5.10d?) リピート

登っているのはK1さん

④ ゲルニカ(5.11c) リピート

登っているのはウラサキさん

この頃体のどこそこに痛みが出ているが、私にとってのテストピースを今日も登れて一安心。
2~3年前、ここに持って来ていた鍬(くわ)がオブジェ(ゴミ)になっていたので回収した。


南面エリアの上空で小枝を運ぶ大型の鳥。
尾の形からしてトビか。

久しぶりに「つる橋」を渡って帰る。

ダム湖の上を舞い、魚をねらうのはミサゴか?

峠越えの山間道でホウチャクソウを撮っていたら面白い植物を見つけた。

シクラメンの葉のように見えるが「タイリンアオイ」である。
少し持って帰ろうと件の鍬を使った。

一撃で折れた。

根の上に付いているものが花。ちょっとキモい。

五月五日、夕食のしめは「ちまき」

今年のGWは4月26日に長崎:野岳に行ったぐらいで大きなイベントはなかった。
それでも親戚の葬儀や畑仕事を挟みながら楽しく山に行けた。

隧道エリアのトポ公開

2025.4.30(水) 日向神277 ダム下36

今日の日の出前

29日(昭和の日)は野岳の予定だったが左ひじを痛めて休養日にした。
それで今日は「きこりぐらいはできるだろう」とソロで開拓へ。
着いてみると欲が出て、project5を初めて試登した。

① Project5をTr.ソロで試登

上部はかぶり気味で休めないので12の匂いがする。

今日のボッチ飯。
ムーミン・ビスケットは香典返しの品物。
飲み物はポカリではなく、スカイウォーターに食塩を配合したもの。羊かんは大きいサイズ、これで体重が減らなかった。

② Project6の掘り出し


110度ほどの前傾壁に走るシンクラック。
クラック内部のつるが枯れるまでしばらくかかりそう。登り切るには5年ぐらいかかりそう。

「隧道エリア」へのアプローチ

さくらエリア入口の分岐を右に行き、左側にある階段を上ると目の前に隧道エリアが現れる。
午前中は日陰で、午後も3時を過ぎると樹木の木陰になる。大きな隧道からは涼しい風が吹き抜け、意外に夏向きのエリアかも。

各ルートにネームプレートが付けてある。

アンダーリンク(5.11c)初登!

2025.4.27(日) 日向神276 ダム下35

早めに来て、隧道エリアに向かうと大きなヘビがいた。

4月9日のブログ「日向神生き物図鑑」でも紹介した「ジムグリ」である。漢字で書くと「地潜」で、いつもは地面に潜っているため見かけることは珍しいと云われる。こんな大きな成体に出会えるのはラッキーだ。
今日のダム下は他県の方も含め10名と賑わった。
南向きの3階などはとても暑くなるので、朝の涼しいうちにProject4(4月16日にボルトを打った)にトライしたい。

① 春リンドウ(5.11b) リピート →5.10bへ

今日登ってみて(5.11b)はないな、と思った。
そして最上部で左のカンテを制限していたが、このエリアのアップ課題にしたいので制限をなくして(5.10b)とした。
また、スタートからコーナーを直上して最上部でもカンテを使わないならば(直登5.11a)の参考グレードを付けた。

② Project4(トライ4) NG

まだ体が硬く、1テンション。

③ project4(トライ5) RP(初登)

「アンダーリンク(5.11c) B5 10m 緒方一成」

アンダーホールドが多く、慣れないと力を使う。
ビレイヤーはゆきえさん。

④ project6の掃除2回目
チムニールートになりそうで、coming soon。

3階で昼食。

井ノ口さんから佐渡金山のお土産(金箔付き)を戴いた。
タケシさんからは大輪ヒマワリの種を戴いた。
アンダーリンクを初登したときに振りかけてもらいたかったな。

午後はみんなで隧道エリアに移動。

さっそく井ノ口さんが「アンダーリンク」にトライ。

Kcoさんのトップロープ・トライ。

ゆきえさんの「下手なヒールも数うちゃかかる」トライ。
長い足がうまく使えていないように見える(笑)

⑤ 下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b) リピート

みんなからの「お手本を見せろ!」というプレッシャーに見事応えることができてほっと一息、お通夜参列のために早めの下山となった。

ダム下から図書館へ

2025.4.22(火) 日向神275 ダム下34 徒然145

午後から雨の予報だが、午前中に新しいラインの掃除だけでもやろうとダム下へ向かった。

①Project5の掃除
上から下がってブッシュを払い、斜めに生えたスギを切り落としたらねらっていたラインから1m以上ずれていた。
掃除の効率が悪く、小雨も降ってきたので早めの撤収。

②Project6の取り付きまでFixロープ張り
雨が思ったより降らないので別のエリアに転進。
GWはここで楽しめそうだ。

午前11時、ダム施設の軒下で早めのボッチ飯。
これでカップ麺の在庫が尽きた。

午後の予定はないのでキクロス(図書館)へ。
大きなサッシの外には白いテーブルとイスが置かれた広いデッキが見える机で座り読み。
うとうとしていると、職員の人がカメラを持って現れ、サッシを開けて雨上がりのデッキに出た。図書館の若い職員だから女性だろうと思ったが髪は短くメガネをかけて大きな白いマスクもをしていて男っぽく見えた。 服装も体型も中性的だ。
カメラは黒い一眼レフ(たぶんEOS:kissX)なので男が持つイメージが先行する。カメラを構える動きもキビキビして「男かな?」と迷う。
被写体は白いテーブル。
上から横からと画角や構図を変えて何枚も撮っている。雨上がりのこの時をずっと待っていて、前回の失敗を糧にして、時間も気にするようなその所作、よく分かる。

(このマムシグサを撮るときも画角や光線の具合、被写界深度など考えることは多い。4月10日撮影)

よく見るとカメラを持つ指が細くてきれいなことでやっと女性と断定した。
女性が去ってから「テーブルの何を撮っていたのか」とても気になったので私も外に出てみた。
白い丸テーブル。
う~ん、どの角度から見てもただのテーブルだ。 雨が降って濡れてはいたが周りの景色が写りこんでいる訳でもなく、私には何の写欲もわかない。かなり寄って撮っていたので抽象的な画像をねらっていたようだ。人の感性の違いがよく分かった。
帰り際にカウンターを見ると、件(くだん)の女性がまっすぐ前を向いて座っておられた。

ミツバツツジの頃

2025.4.16(水) 日向神 274  ダム下 33

4月15日(火)
まだ寒い一日。前日の阿蘇ではアラレが降ったそうな。

東方の阿蘇を望むと、高岳や鷲ヶ峰には積雪が見えた。

我が家では恒例の「鯉幟」を揚げた。
吹き流しは去年ケヤキに巻き付いて破れなくなった。

4月16日(水)
日向神:ダム下へ行った。同行は原口さん、ゆきえさん。

① Project4をTr.で登り、ボルト位置を決めた

試登は2回目、まだまだ手探り状態だがなんとかなりそう。
この後、終了点(2本)とボルトを5本打った。
  ※3階で昼食
② ミラージュ(5.11a) R(リピート)

本来はカンテの左から登るが、「カンテ直上ライン」を試したらいい感じ。グレードは同じぐらい。

3階では「ミツバツツジ」が見頃を迎えていた。

③ Project4にトライ(1) NG

このルートはアンダーホールドが多い。
スタートから「変な」アンダーで上腕二頭筋を酷使した。
結果、右腕が持てなくなってテンション。

この後、ゆきえさんがTr.でトライ。
変なアンダーを使わない、省エネムーブを発見された。

④ Project4にトライ(2) NG

核心部で手順足順を間違えてテンション。

⑤ Project4にトライ(3) NG

往生際が悪いとはこのことか。
もうぜんぜん体が上がらない。

後は「ダム下隧道」
オールサンデークラブ員、募集中。

日向神:春の生き物図鑑

2025.4.9(水) 日向神273 ダム下32 生物17

熊本県では今日が入学式だった。ソメイヨシノはまだ残っているが、ダム下の山桜はもう若葉になっている。
今日は気温も一気に25度近くになり、山の生き物(動植物)をたくさん見ることができた。

〇 植物遍

① シャガ(射干、胡蝶花)
アヤメ科の多年草、1階の「蘭夢庵」近くに多い。

② サツマイナモリ(薩摩稲盛)
今まで「サツマイモナリ」と思っていた。

③ キケマン(黄華鬘)
ケシ科で毒があるそうな。

④ エンゴサク(延胡索)
キケマン属だが、こちらは生薬になるらしい。胃腸薬に配合されている。

⑤ スミレ
スミレは分類が難しい。これ、スミレであることは間違いない。

⑥ ゼンマイ(薇)
ゼンマイ科の多年生シダ植物。わらびはよく食べるが、ゼンマイはあまり・・・。

⑦ タラの芽
おいしそうだが1本しかないのでは取ることもできない。

⑧ マムシグサ
サトイモ科の多年草。有毒植物として有名。
また、雌株の仏炎苞に入ったキノコバエなどは出ることができずに中で死体が積み重なるそうな。

他にもリンドウ、菜の花などたくさんあった。

〇 動物遍

① ニホンカナヘビ
名まえはヘビだが、もちろんトカゲの一種。尾が切れている。
捕まりそうになると尾を自切して、切れた尾が動いている間に逃げる。

② ニホントカゲ
側頭部が赤いのはオスの婚姻色らしい。

③ マルカメムシ
あまり匂いはなさそう。

④ カジイチゴの花に来たコマルハナバチ
ミツバチ科。

⑤ スジグロシロチョウ
駐車場横の湿った溝の中にいた番(つがい)。

⑥ ジムグリ
道路の真ん中にじっとしていたので車に轢かれたのかと思って近寄ると意外に元気だった。
これは成体だが、幼体は赤と黒の模様が強く出て日本一きれいなヘビと言われる。(本ブログの中でも検索して欲しい)

⑦ ヒト
ヒト科ヒト属(ホモサピエンス)
平日なのに八女津姫岩に2人、ダム下には6人もいた。
クライマー種は高齢化が進んでいる。
写真は昨日拓かれた「春リンドウの頃(5.11b)」を第2登するタケシさん。

⑧ ヒト~2
今日掃除をしたProjectをTr.で初試登する私。

「春リンドウの頃(5.11b)」開拓・初登

2025.4.8(火) 日向神272 ダム下31

春の日差しを浴びて、ダム下2.5階「隧道エリア」には春リンドウが咲き始めた。
壁の左側にある凹角は以前から掃除をしていた。
今日はルートの完成をめざす。
① Tr.で下りながら浮岩の除去
② Tr.で登りながらボルト位置決め
③ ボルトを4本打。終了点は左の「ヒール」と共有。
 ※井ノ口御夫婦と3階で昼食

④ マスターで初登トライ NG

このルートのボルトは安心・安全がテーマ。


左の「下手なヒールも数うちゃかかる」とホールドがかぶらないように左のカンテは制限した。
この態勢から直上すると、テンション!

⑤ 新ルートに2便目トライ RP

左カンテのちょっと右側のカチを使う。
そして頭上のドリル穴の端をつまんで終了点にクリップ。
「春リンドウの頃 (5.11b) B4 緒方一成」とした。

当初は(5.10b)ぐらいのルートの予定であったが、短いので制限を加えて直上ラインにした。
左のカンテを使えば5.10bなので、このエリアのアップに良いだろう。

⑥ 「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」 (Tr.)

井ノ口さんのトライ。

とも子さんのトライ。

ここでお手本のヒールを見せようと私がトライしたら、登れない!
トップロープで気合が入らなかった、ということにしておこう。

帰り道、今日のお祝いにグローブを買った。
しかしこれ、ドライブ用ではなく「フィットネス・ジム」で使うため。

開花宣言(5.11d)第2登!

2025.4.6(日) 日向神271 ダム下30

我が家でチューリップの開花宣言。
今日は先日、長友敬一さんによってダム下3階に拓かれた「開花宣言(5.11d)」をめざす。

いつもの男岳分教場跡のサクラ。
昨夜は雨だったがもう強い日差しを浴びている。

小原橋(石橋)のたもとにいたサワガニ。

ダム下に着くと、1階では「シャガ」が開花宣言。

今日は雨上がりなのでクライマーは少ない。井ノ口夫婦とK1さん、私の4人。
ダム下は少々の雨でも登れるルートがある。

① ジェードル(5.11a) リピート
今年の1月に第2登しているが、OSだったので全く覚えていない。ほぼオンサイト気分。

② セッコクガーデン(5.11b) リピート
これもOSしているが、3年前なのでほぼほぼオンサイト気分。

③ 開花宣言(5.11d) NG

ラインは「ひなまつり(5.11a)」を3ピン登り、左へトラバース気味に移りこむ。
ここで昨日の筋トレによって上腕三頭筋とひじに疲労感が残っていることを感じ始めた。無理せずテンション。
その後のダイナミックなガバ取りはうまくいった。

④ 開花宣言 NG

中間部はうまくこなしたが、最後の8ピン目あたりが核心部か。
背中に苦悶の表情がただよい、ねばった末にテンション。

⑤ 開花宣言(5.11d) RP

第2登。ビレイヤーは開拓者の長友敬一さん。
遠いホールドが2カ所あり、オンサイトは厳しいだろう。
ダイナミックに登れて面白いルートだった。

2階ではあそ望山岳会のす~さんらが楽しんでいたので、新しい「隧道エリア」を案内した。

帰りがけ、1階で「ヤマカガシ」を見つけた。

駐車場では「モモ」が満開宣言中であった。

退職 2日目

2025.3.29(土) 徒然 143

3月27日(木)は退任式だった。
定年退職は7年前に済んでいたが、当時は退職という気持ちになれず、迷わずに再任用の道を選んだ。
そしてこの7年間で退職に向かう自分の気運を熟成させた感じがする。
午後、フラッと寄った「2nd ストリート」で「ツェルト」を買い、自分の退職記念品とした。

きれいに咲いたニワウメ

3月28日(金)は、午前中に「年金事務所」へ行って、2年間繰り下げしていた年金受給の手続きをした。単純計算で18.2%の増額率になる。
以前どこかで「70歳まで年金は繰り下げる!」と豪語した記憶があるので、前言撤回したい。
その後、サクラマチ:モンベルに寄り、散髪もして夕方はスポーツジム「コレカラダ」で体験会をした。

男岳分教場跡のサクラは4分咲きか

3月29日(土)は日向神:ダム下へ。
雨上がりなので車はロードスターが2台だけ。
掃除をしたラインの岩質が悪く、寒くもあってモチベーションが上がらずに早仕舞となった。
昨日の筋トレマシーンの影響で体が重くもあった。

「2nd ストリート」で買ったほぼ新品(未使用)のモンベル:ライトツェルトは約4000円。
「えっ、ツェルト持ってなかったんですか?」
「今さらこんなの買って何ばすっと?」なんて声が聞こえるが無視、虫。

モンベルで買ったコード類の方が高くついた。

「コレカラダ」の「In Body」という機械で体成分分析を行なったら、BMI-19.9 体脂肪率7.7%で、体脂肪量が不足していたからか総合点数は74点だった。
今後は筋肉量を増やしていきたい。

「プレゼント(5.11c)」初登!

2025.3.26(水) 日向神269 ダム下28

我が家の新参者ながらムスカリはすごい勢いで増えている。

今日は平日ながら「春休み」ということでいつもの山へ行った。
パートナーは「あそ望」のKcoさん。
ダム下は予想以上に暖かく、クライマーも総勢8名いた。
今日の目標はSさんの置き土産ルートを初登すること。

① 椿姫(5.10a) リピート
とりあえず日本標準5.10aルートでアップ。

② トライ1 NG
下部は岩がガラガラと崩壊して、いつまた壊れるか分からないような怖い雰囲気。ハングを越えれば快適そうなスラブだ。
3~4回テンションを入れて終了点へ。

③ トライ2 RP

第1のポイント、右手ガバで体を引き上げる。

ハングを越えると思ったよりホールドが小さい。

この辺り、核心部か?

上部の丸穴スラブ帯。
「後は慎重に登るだけだ・・・。」と一人ごちる。
ところが、マスター・トライ1の時は無心に登ったこの辺りで暑さの為か指先が止まらなくなってきた。
どの丸穴もうまく持てなくなってきた。
しかし、持てるパワーとスキルを総動員してなんとか完登!
私の核心部はこのスラブ帯だった。

プレゼント(5.11c) B8 15m 緒方一成」とした。

ビレイヤーはKcoさん、カメラマンは井ノ口さん。
ところでこのルート、終了点は数年前にK1さんが設置して、プロテクションのボルトは1ヵ月ほど前にSさんが打って、2ピン目の岩をタケシさんが長ボルトで固定、本日初登は私という変わり種。
いちおう、命名権をもらったので「プレゼント」にした。
私も終了点にカラビナを1個プレゼントしておいた。

椿カンテ(5.10a)をリードするKcoさん。

ダム下3階に咲く「やぶ椿」、牧野富太郎さんは「ヤマツバキ」と呼んでいた。