大雨の日向神にて

2024.7.21(日) 日向神 231

早朝から若干涼しく、遠くで雷鳴がとどろく。
いち早く日向神に向かっていたK1さんから岩場が濡れているという情報が入るも、他にすることもないので行ってみた。
というか、週末に一回ぐらい岩を登らないと明日からの仕事に力が入らない。

この頃のスマホの「天気予報」は正確だ。5分後に雨が降るといえば5分後には降る。
今しかないと思って道端の「四郎(5.9)」に取りついた。
そして途中から見事に降り出した。
それも半端ない降り方だ。
100均のレジャーシートをかぶって、「トンネル」に逃げ込んだ。

雷に風も強く、だんだんとトンネルの奥に移動させられた。
ここで原口コーヒーが開店して、早めの昼食になった。
昨年はハートエリア、南面エリアで充実した一夏を過ごしたが、この夏はまた新しいプロジェクトが動き出す。

早めに解散したので、竹原峠~鯛生金山~穴川峠コースで帰ることにした。

竹原峠(旧道)の県界標。

鯛生金山から県道9号で穴川峠を目指すと、ところどころにオオキツネノカミソリが咲いていた。

穴川峠を越えて「お滝」の近くに来ると、傾斜の強い小滝がある。
高校3年生の11月、酒吞童子山を目指して「近道をしよう」と思って、一人でこの滝に取りついた。(水は枯れていた)
途中で行き詰まり、死を覚悟した記憶がある。
「山登りには岩登りの技術が要る!」と強く思った出来事だった。

竜門ダムに立ち寄った。
6月29日にカジカガエルを見た池にはたくさんの頭が少し角ばったオタマジャクシが泳いでいた。

トイレには「シータテハ」がいた。裏羽根の中ほどに小さな「C」のスペルが見える。
花の広場にも寄った。

ツマグロヒョウモンのさなぎが雨に濡れていた。
陽が射すと途端に暑くなる。
草の上をオスとメスがせわしなく飛び回っていた。

あまりにも暑いのか、私の体の日陰で交尾を始めた。

図鑑で調べたら、この派手な色の方が♀。

こちらが♂。
う~ん、今まで反対に覚えていた。

自宅に帰り、濡れた道具を干した。

そして、いつのまにか車のトランクに入っていた「ムベ」と「ガクアジサイ(青)」の枝を切って「挿し木」にした。