鞍岳で遭難者捜索~智者ヶ峰

2023.1.4(水) 徒然 101

3日の夜、地元の鞍岳で遭難者がいることを知った。
4日、7時30分、四季の里で熊本県山岳連盟の捜索隊に参加した。
sunちゃんの車にす~さんと乗り合わせて東側駐車場へ。
すると「遭難者が見つかった」という報告。
しばらくするとか~くんらが手製のタンカに遭難者を乗せて下りてきた。
「もう亡くなっているだろう」と思っていたが、なんと生きておられた。
昨日は消防団、警察(警察犬)、ボランティア等の200人態勢でも見つからなかった。
氷点下の山中に着の身着のまま、食料もなく2晩を過ごす!
そして 、見つかったのは2日前にいなくなった所からそれほど離れてはいなかった。(歩き回っていたら残雪の中で滑落や転落の危険性もあった)
いろいろ不思議なこともあるがとにかく生きて見つかって良かった。

山上駐車場付近は雲がとれなかったので四季の里からドクターヘリでピックアップされた。

思いがけず暇になったので帰りに旭志の円通寺へ寄った。

久しぶりに来てみると境内にあった空き家(個人の天文台?)が整理されてとてもすっきりとなっていた。
そして荒れていた散策コース(八十八ヶ所巡り)がきれいに整備されていた。

こんな2体組の石仏が散策コースにたくさん設置されていて、国東半島の耶馬を彷彿とさせる。

やわらかい崖を削った穴倉が多く近寄れない石仏も多い。
円通寺は「ハス池」でも有名である。

もう一つ。
近くの「智者ヶ峰」を20年ぶりぐらいに訪れた。
昔、戦国時代の鎮西には山伏の修験場が2カ所あり、ここはその一つだったとか。
標高393.6mの山上からは熊本平野が一望できる。

山上付近には手ごろな大岩がたくさんあるが、ご神体なので登るわけにはいかない。
ここで早めの昼食タイムとなった。