マラソン中継で泣いた日

2021.5.7(金) ランニング 10

昨日は熊本県で東京オリンピックの聖火リレーが行われた。
先月末には宮崎県で聖火リレーが行われ、旭化成のマラソン選手だった谷口浩美さんが走られている。(熊日新聞記事から)
数あるマラソン選手の中でも谷口浩美は特に印象深い。
世間的にはバルセロナオリンピックでの「こけちゃいました」が有名だ。
しかし、私としては30年前の世界陸上東京大会だ。
1991年9月の東京はひどい暑さで、レースが始まると有力所の選手がバタバタと倒れていった。
そんな中、我慢に我慢を重ねた谷口は38キロの上り坂でスパートした。
テレビ画面にアップで映る谷口の顔は苦悶の表情だった。
体は動いていたが、顔は鬼の様だった。
人はここまで厳しい顔になるのか。
まさしく谷口は鬼神と化していた。
私はテレビの前で正座をして泣いていた。

今思い出しても泣きそうになる。

私は30代から40代にかけてマラソンに傾倒し、フルマラソンを36回走った。
時には足や肩が痛く、ひどく暑く、ひどく寒く、下痢に苦しんだこともある。
しかしいつも「あの時の谷口浩美の顔までにはなっていない」と思うと頑張る気持ちが出て一度もリタイヤしたことはない。

【余談】~谷口浩美に勝った日~
30代の頃、1月2日に開催されていた宮崎:尾鈴マラソンに何回か出たことがある。
ある時、走り終わって結果表を見たら、私の次が「谷口浩美 旭化成」であった。
びっくりして知り合いに聞くと、「旭化成に同姓同名の市民ランナーがいる」とのことだった。地元では有名な方らしい。

ロドキャンその後

2021.5.6(木) ロドキャン 5

GW中のクライミングやロドキャンを終えて、今日から平常に戻った。
体はいつも週末のクライミングで疲れているし、頭の中はルート開拓やキャンプの準備で一杯なので平日と週末はどちらが平常なのか分からない。
とりあえず、車の音楽を連休中ずっと聞いていた「荒井由実」から「Uru」に変えた。


「サラサエダシャク」レア物である。
2日、八方ヶ岳の登山道でジタバタしていた。

5月2日のキャンプで一番良かったのは、雨が本降りになる前に薪を集め、ロープ用のシートをかぶせて濡れないようにしたことだ。
改善の余地があるのはキャンプグッズで、特にガスコンロである。今回使ったのは古くなったので山用にしている20数年前のものである。

箱に無理やり詰め込むのでセットレバーが曲がり、なによりワンタッチで火が付かず、ライターのお世話になることである。
今日、ホームセンターのキャンプ用品売り場に行くと、大きさは半分でハードケースに入ったキャンプ専用のコンロが積んであった。おしゃれな形と色で売れ筋なのだろう。
しかし、値段が約7000円とお高い。
倹約してまだ使える古いものを使うか、思い切って小さくて快適なものを買うか。・・・迷うところだ。
次回のキャンプでは結論が出ているだろう。

とりあえず風防を買った。

「ウインドスクリーン」というアルミの5枚板で770円。

GW:ハサミ岩の三連荘

2021.5.2(日)~4日(みどりの日) カニのハサミ岩 26

ゴールデンウィークはカニのハサミ岩に3日連続で通った。

5月2日(日) 曇り∼雨
同行は山崎夫婦。私はスラブ壁の掃除を行った。
全国的に大荒れの日で、八方ヶ岳:カニのハサミ岩にも冷たい風が吹き、雨も降った。
夜は山を下りず、ソロキャンプ。
(ひとつ前のブログ「ロドキャンin八方ヶ岳」を参照のこと)

5月3日(憲法記念日) 快晴
同行はK1さん。
二人でマルチの「第2ルンゼ ドミノライン」を登った。

1ピッチ目を下から。


これは上からの図。25mで高度感がある。


5ピッチ目のフレークは快適。


6ピッチ目の痩せ尾根を行く。景色は抜群である。

地元の熊本でこんなに本格的なマルチルートが生まれたことは、開拓者の澤田・川津ペアに感謝しかない。
午後から参加のす~さんとショートルートを登り、久しぶりに腹筋がつった。
この日のハサミ岩は全部で7名。
※追記
【この山行は、九州クライミングの情報源「K1   HUT」の「カニのハサミ岩」に詳しく掲載されている】

5月4日(みどりの日) 曇り
同行はK1さん。
朝は岩場探しの散歩。
①貫通カンテ(5.10b) R(リピート)
②ロドキャン(5.11b) NG

連休疲れであろう。体が動かずテンションの嵐。
③中央カンテ左の掃除
このラインもなかなか厳しい。
④キコリ
赤壁中央カンテの辺り、3本。

その後、UさんとKさんが登りに来られた。
彼らの登りを見学しながら、「貫通カンテ」は5.10cにグレードをアップしようと思った。
また「ロドキャン 5.11b」も、もう少しグレードを上げようと思う。

3日目の今日は少し早目の撤収。
下りながら岩場や生き物を探した。

今年2頭目のレア物「キンモンガ」 5月は白色の紋なのか?
「ポケット版 学研の図鑑1 昆虫」に掲載されていない昆虫を我が家では「レア物」と称している。


少し古いが野兎の糞。


「ナルコユリ」はもうすぐ咲く。

十分満足の3日間だった。
このブログを書いていて、腹筋に少し筋肉痛がある。
明日は雨の予報なのでゆっくりできそうだ。

GWのロドキャンin八方ヶ岳

2021.5.2~3 ロドキャン 4

5月2日(日) カニのハサミ岩

全国的に悪天候が予想される中、山崎夫婦といつものカニのハサミ岩へ。
私がスラブ壁の掃除をしていると、寒さに打ち震えてマルチルート「ドミノライン」から退却されてきた。
その後もショートルートを登るも天候が思わしくなく早めに撤収した。
駐車場まで下るころには雨も降りだした。
山崎夫婦と別れて、さあ一思案。
今夜はキャンプのつもりで用意をしてきたが、なんとも天気が悪い。雨も嫌だが寒さはもっと嫌だ。さあ、帰ろうか。

しかし、辛党おやじさんは大雨の中でもテントを張っていたじゃないか。
よし、ロドキャン決行だ。
とりあえず、雨で濡れる前に薪は集めた。

テントを張り終えると本降りになり、薪の上にはシートをかぶせて車の中で仮眠。

夕方になって太陽が顏を見せた。
寒いけれどなんとかなりそうだ。

道路の上だが、この後ろが全面通行止めなので車が通ることはない。
テントは相当昔に買った「ダンロップ 山岳用」の2テンである。

ソロキャンプの夜は焚火をする以外、何もすることがない。
否、私には若い頃に覚えた山の歌がある。
空を見上げれば北斗七星がだんだん位置を変えていく。
焚火は最後まで燃やしきるのが難しい。

5月3日(憲法記念日) カニのハサミ岩
新しく買ったテントマットのおかげでよく眠れた。

これも新しく買ったホットサンドプレート。
パンを2枚使ったら、卵まで火が通っておらず黄身が少しこぼれ落ちた。何事も最初はうまくいかないものだ。味は良かった。
濡れたテントは山を下りてくるまで立てたまま乾かしておいた。

今回は雨や寒さのために「撤退」してもまったくおかしくはなかったので自信につながった。
これからは、雨や寒さを楽しめるようになれるかもしれない。

5月のロドキャン 前夜

2021.5.1(土) ロドキャン 3

時節柄、今回のロドキャンは県内の近場にせざるを得ない。
ちょうど2日(日)と3日(祝)はハサミ岩に行く予定が入ったので泊まる所もその辺りになるだろう。

今回のキャンプに向けて、2つの買い物をした。

①折りたたみクッションマット(Wサイズ)
前回のキャンプには数十年前に買った「丸めたアルミマット」を持って行った。それが助手席に鎮座してどうも恰好が良くなかった。
これはキャリーバッグに収納されスマートだ。ホームセンターで約2000円とお安かった。同様の物がブランド品になると3倍ほどする。
②ホットサンドプレート
これはホームセンターで衝動買い。安いものもあったが、家庭でも使えるIH対応品なので約3000円。
アルミダイキャスト製の660gと丈夫そうで、まあ一生使えるだろう。

今回は1日目(クライミング~キャンプ)、2日目(クライミング)だが、敢えて山を下りらずに「なんちゃってキャンパー」の経験値を上げてみたい。


庭のヤマボウシがきれいに咲き始めた。

木材パズルでロードスター

2021.5.1(土) ロードスター 29

連休前に新型コロナ禍によって「おうち時間」が増えそうなのと、孫の誕生日プレゼントに「木材パズル・オープンカー」を買ってきた。
この工作は組立図が超簡潔で「3Dパズル」になっており、大人でも組み立てるのは面白い。

1回分解してアクリル絵の具で着色し、また組み立てた。

車体の色はもちろん「エターナルブルーマイカ」である。
水性スプレーニス3回塗りで仕上げた。

イギリス仕様の左ハンドルを右に移設した。

後から見るとこんな感じ。
後はちょっとロードスターらしくないが、ボンネットが上がる構造にもなっている。これで税込み110円は安すぎだろう。
孫にはパネルの抜き取りやタイヤの組み立て、黒色の着色を手伝ってもらった。