2020.3.1(日) 徒然日記
2月29日(土) 雨の土曜日
岩登りが唯一の趣味である私にとって、雨の休日は何もすることがない。
と思って朝起きたが、やらねばならないこと、やりたいことを書きだしたら6つもあった。どの順番にこなしていこうかと計画を立てることは楽しい作業だ。
午後には「CP菊南」にいた。私は月2回の会員なので月2回のジム通いはノルマになっている。そして今年は「うるう年」で2月が29日まであって良かったと思った。
ここで数年ぶりにUさんに会った。以前は全くの素人だったがボルダリングならもう私より実力は上かもしれない。
他には大柄でにこやかな初心者の方がおられた。多分これまでは別のスポーツをやられていたと思われる。熱心なのでこれからすぐうまくなられるだろう。
新型コロナウイルスで日本全国何かと自粛モードなので、珍しく読書でもしようと帰りに図書館に寄った。ところがここも3月15日まで閉館になっていた。図書館を開けていたらせっかく学校を休校としたのに子どもたちがここに集まってくることを懸念したのだろうか。今回の休校や閉館はあまりにも唐突だった。
我が家で数年間休眠していた「スーパーカブ号(90cc)」の修理が終わった。修理代は9000円だった。キックスタートなのでエンジンは起きるがバッテリーは終わっていた。バッテリーはネットで2500円だったのに最寄りのホームセンターでは4500円と告げられた。物が違うのかもしれないが、あまりもの価格差に驚いてただいまどうするか思案中だ。
3月1日(日) 雨の日曜日
午前中、地域の組長をしているので小雨の中、配布物と区費の徴収をカブ号で行った。カブ号はすこぶる調子がいい。
午後、東京マラソンをテレビ観戦しようと思ったら午前中に終わっていたことに気づいてがっかりした。大迫選手が日本新記録を出したらしい。
その後は孫の相手をして、「どろだんごキット」で遊んだ。男の子なのに口から先に生まれたようでなんとも騒がしい。雨が降っていなければカブ号で外に連れ出せたのに。
久しぶりに部屋の掃除をしたら、失くしたと思っていたカメラの小さな部品が見つかった。やっぱりたまには掃除をしなければならない。
この頃のYouTubeでのマイブームは「バイク女子のソロキャンプ」だ。中身はみんなほぼ同じで、キャンプ場で焚火して女子らしい料理をして食べる。こんなものを見ていると私も気軽にキャンプがしたくなるものだ。
私は焚火セット以外のキャンプ用具は一応持っている。しかし最後にキャンプをしたのはもう25年ほど前のことではないだろうか。山にはよく行くがキャンプはほとんどしない。
思い起こせば約25年前。(この話ももう時効だろう)
あの時は○○山の中腹まで車で行き、道端のUターンできる場所にテントを張って泊まった。道は行き止まりで、そこから先は山道になるのだ。
翌日、歩いて車道をしばらく進むと行き止まりに高級乗用車が一台停まっていた。先客の登山者かなと思った。しかし、山の中で他の登山者に会うことはなかった。
帰りに車の近くに寄ると轍(わだち)の跡がない。数日前の雨より以前から停まっていたように思える。恐る恐る車の中をのぞくと、後部座席に銀色のモデルガンが箱ごと置いてあった。
どうも盗難車に思えたので、帰りに車のナンバー等を警察署に届けた。
翌日、警察から「車の持ち主は近くの杉林の中で発見されました」と連絡があった。そして後日、若い母親が幼子の手を引いて私の職場まで訪ねてきた。
「車を見つけてくださってありがとうございます」と静かにお礼を言われた。返した言葉は思い出せない。
もうあれから四半世紀がたつ。あの事件がトラウマとなって私をキャンプから遠ざけているのかもしれない。
かわいいバイク女子のユーチューバーが私のトラウマを払拭してくれないだろうか。
いま思い出したが、あの時の車は確かランドクルーザーだったな。