2017.10.1 日向神ルート開拓
先週、サンセットエリアの「エルニーニョ 5.11a」上部に新ルートを拓こうと試みたが失敗。
その際に下りながら下部の苔を落として登れそうなラインを物色した。
そして本日、ボルト4本と短いながらも結構楽しいルートが完成した。
場所は「ひまわり 5.10a」と「エルニーニョ 5.11a」の間になり、サンセットでよく登る人なら「こんな所、あったかな?」と思うであろう。
まさに「掘り出し物」である。
写真はルートの全景である。
登っているのはトップロープで試登中の浦崎さん。
トップロープで登った感じでは核心でかなりバランスを要するが思い切りがよければ5.10cか。お手ごろで人気ルートになると確信した。
終了点はテラスに上がるとエルニーニョのルートに合するので、「ひまわり」等と同じ高さに設定した。
ここから更にエルニーニョを登れば充実度は増す。
下がりながらボルトを4本埋めた。
後はさらっと登って完成としたかったが・・・。
さて、マスターでリードしてみると、意外に3ピン目が左に遠い。
じたばたしていると右前腕がつってきた!
合計6本のボルト設置作業が前腕に効いてきた。
なんと非力な腕だ。
そして浦崎さんのムーブを真似したらあえなくフォール。
どうも5.10cでは収まらないようだ。
初登は自分のムーブでいった。
第2登は山崎たけしさん。
核心部の越え方が私とは違った。
足の使い方がうまい。
第3登は清川さん。
核心部の越え方が更に違ってダイナミックだった。
さりげなくヒールをかけるところは真似してみたい。
核心部の越え方がそれぞれに違う、面白いルートになった。
ルート名は山崎ゆきえさんの「秋の香りがするもの」というご期待に応えて、
「赤い実のヤマボウシ 5.11a B4 10m 緒方一成」とした。
ところで、9月9日に開拓した「若いころのりりぃ 5.10c」は人気ルートになりつつあるが、依然として小さな落石があり十分注意してほしい。
また、このルートではなぜかロープ回収時に下から4ピン目のヌンチャクに「ロープが結ばれる」事案が3件も発生している。
4ピン目がボルトラインから少し右に寄っているのが原因らしい。カラビナのゲートを反対向きにしてもからまった。
結局対応としては、ロワーダウン時に4ピン目のヌンチャクからロープを外すのが良いようだ。