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八方ヶ岳のニードル峰

2021.7.4(日) カニのハサミ岩 38

「曇り時々小雨」の天気予報なので、岩の掃除だけでもしようとハサミ岩に出かけた。
空は曇り、湿度が高い。吹く風は意外に冷たくて気持ちが良い。

【オカトラノオ】

前回掃除をした所にトップロープを架けて苔落としを始めた途端、ブヨの襲撃にあった。上半身はハッカ油スプレーでなんとか防げたが、赤いスパッツの中にも入ってきて足首が痒い。太ももにも毒素が回ってきた。下に置いた蚊取り線香なんか全く意味がない。
一人で悪態をつきながら急いで撤収。

車道をとぼとぼと帰っていたら、足首の痒みがとれてきた。
さすがにスパッツの中ではまともに噛まれてはいなかったようだ。
気を取り直し、先週澤田さんが紹介されていた「3本のニードル」を見に行くことにした。
荷物をデポしていたら何か動物が近づいてきた。

【タヌキ】である。
慌ててファインダーも覗かずシャッターを押したらTV(シャッタースピード優先)モードになっていて少しブレたのが悔やまれる。

今日のハサミ岩は頂上がガスの中である。
左下の赤いマーカー部分が赤壁エリアと思われる。

更に林道を歩いて行くと車のタイヤ跡があった。こちら側からは車で来れそうだ。多少のアップダウンを繰り返しながら同じような景色が続く。「この先にニードルがある」と判っているからモチベーションを保てるが、澤田さんのモチベーションは何だったのだろう。

今年初めての【マツムシソウ】

30分以上歩いて、やっと出会えた。

広大な伐採地の中で屹立している。高さは10m以上か。

近寄ってみると丸い岩が組み込まれている。まさしく「鹿本の不動岩」と同じである。不動岩はご神体として奉られているので登るのは叶わない。
このニードルは近年伐採されて出現したものであろう。
実はハサミ岩周辺にも樹林帯の中に独立峰らしきものが在る。
帰りは矢谷の養魚場まで更に1時間の車道歩きで、今日は早仕舞いとなった。

我が家の近くの【不二の湯】
入湯料120円なり。