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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

今日もダム下

2020.12.20(日) 日向神:ダム下(下の岩)

先日、「下の岩」と「さくらのエリア」のトポが「K1HUT」に公開されて、一仕事が終わった感じがした。
しかし、次の仕事は粛々と進められている。

その一環として、「下の岩」の左端にわずかに残されたスペースの掃除を行った。
短くて傾斜が強く、ホールドが乏しいスラブである。

私の開拓コンセプトは「誰もが登ってみたくなるルート」だ。
「えっ、これで5.11c?! ちょっとやってみようかな」
だからどれも安近短(安全・近場・ショート)になる。
今回のルートが正にそれ。

19日に試登して、登れないならあっさり諦めるところだったが、なんとかなりそうだった。Mさんグループの協力を得て左側の雑木や竹を切り払った。
ムーブは一応つながったので、本日、ゆきえさんの協力を得て終了点とボルトを3本も設置した。
リードによるトライは残念ながらNG。

下の写真はTr.でスタートするNさん。

なんとか年内には登りたい。
誰もがやってみたいルートだが、
誰もが登れるルートではない。

先週「さくらのエリア」のトポを公開したので、今日は私たちや見学者も含めてこのエリアに10名ほどが訪れた。

一番人気は「軽減税率 5.10a」だ。

日向神:ダム下「さくらのエリア」のトポ公開

2020.12.13(日) 日向神:ダム下 124

ダム下エリアに通い始めて約1年が過ぎた。
今日も日向神開拓団によって、「さくらのエリア」が大きく整備された。
このエリアは冬季がシーズンであり、ルートの本数も出そろってきたのでこのブログでトポを公開することにした。
この冬、多くの方に登っていただきたい。
なお、落ち葉等が多いのでブラシは必携である。
後日、「K1HUT」にも掲載してもらう予定である。


象の目(5.11c)を登る山崎氏

【追記】
K1HUT → エリア → 日向神 → ダム下 は、下記のリンクへ。

ダム下エリア | 日向神クライミング (wixsite.com)

2020年 師走を迎えて

2020.12.7(月) 徒然 46

昨日、山から帰って車の中の整理をした。
コンビニで買ったパックジュースが3個も出てきた。
この頃、山に行く途中でコンビニに寄って昼食を買い、ついでにカップコーヒーを飲むことを止めた。
それはコンビニの店の違いか自分の体調の違いかは分からないが、カップコーヒーを「おいしくない」と感じることがあるからだ。
その日の体調を調べるためにわざわざまずいコーヒーを飲むこともない。
クライミングに向かう道中は安定して美味しく、体にも良さそうなパイナップルジュースで決まり。

昨日、山から帰ると30年来の走友であるOさんが「快気祝い」を持って来られた。
トライアスロンが趣味で鉄人的な体の持ち主だったが、昨年の暮れに自転車事故(自損)で入院された。
もう車の運転やジョギングはできるそうだが、まだリハビリ生活を余儀なくされている。
「油断1秒、怪我一生」という交通安全標語があったと思う。
日頃から慎重な暮らしを心がけたい。

昨日、山から帰って風呂に入り、体重を計った。
これは別に特別なことではなく、毎日のルーティンだ。
体重の増減は手描きの「折れ線グラフ」にして、月末には日記帳に添付する。
調べてみたら2017年7月から3年以上毎日続けている。
私の自慢は「快食・快便」で、毎日同じような物を同じ程度食べ同じように出しているが体重は微妙に変化する。
このグラフを見ると、腰痛を起こして運動量が減ると体重が減ることが分かる。インフルエンザに罹ったときは約2㎏も体重が減った。
この体重増減グラフ、本来は60歳を迎えて筋肉量の低下を防ぐために記録し始めたと思うが、もう趣味の一つになっている。

昨日、山から帰った夜恒例のブログを更新した。
このブログ「山へ行って居ります」も2015年11月からで、丸5年目を迎えた。
カテゴリー「日向神」だけでも120を超えているが、まあよくも飽きないものだと感心している。
これも趣味の一つになっている。
初期の頃のブログを開くと、添付した写真が無くなっているところがある。また、写真と文字を並べたために、スマホでは見にくくなっているところがある。
この冬にでも修正できるところはやってみよう。
今心配なことは、このカテゴリー「徒然」に同じ内容の記事を載せてしまわないかということだ。
高齢者は同じ内容の話をついやってしまうからだ。
もしそんなことに気づかれたら、温かい目で見て欲しい。
「いっせいさんも、人並みにボケてきたなあ」と。

日向神神社に参拝

2020.12.6(日) 日向神:ダム下 123

ダム下エリアに行く前に、月足にある日向神神社に立ち寄った。
日向神の岩場に通い始めて10年になるが、神社を訪れたのは初めてである。
境内には大きな銀杏があり、秋はきれいな黄葉を見せていた。
以前はここに赤い屋根の2階建ての公舎があった。
地元の方の話によると、最初は日向神ダムの建設事務所だったようで、その後保育所や公民館となり、今は撤去されて広い運動場になっている。
階段を登った裏手の山の中に拝殿は隠れていた。
この神社は、天照大御神が天孫降臨の地である日向の国から神馬に乗って飛んで来られたことに由来している。
また、猿も奉られていて、9体の石像を確認した。


これは「見ざる言わざる聞かざる」の三面象である。
まだ見たことはないが、日向神の山にはニホンザルがいるそうである。
この1年あまり、山に限らず友人知人の事故や怪我が多いので日向神神社に皆さんの健康と安全を祈願した。

本日の山行はダム下の新エリアでの開拓、整備。
たった2日間で見違えるほどになった。

お目当てのラインをトップロープで試したが、なかなか厳しい。
この冬も楽しいことが続く。

バルコニーエリア、初冬の整備

2020.11.29(日) 日向神:バルコニーエリア 122

曇り時々晴れ。
朝の気温は8度、まだまだオープンドライブ日和。

日向神の冬は南面のバルコニーエリアが人気だ。
今日は日向神開拓団で夏の間に伸びた草を刈り、タケシさんは「ワンサイズフィッツオール」のゆがんだボルトの打替え、浮岩の撤去などを行った。

ノコでススキを刈るユキエさん。

私はハラグチさんから「足に合わない」という新品シューズをお安く譲っていただき、昨日の疲れもあってシューズの試し履きをメインに行った。

FIVE10の「クアンタム」である。
横にあるのは一緒に頂いた佐賀銘菓「逸口香」

①レフトハンド(5.10d) NG
昨日の疲れか、新品でかなり大きめのシューズの為か、1テンがかかってしまった!

②キャピタルゲイン(5.10d) R(リピート)
2本目で新シューズが少し足に慣れてきた。

③武勇伝(5.10c) R(リピート)

撮影はトモコさん。
ここは短いが微妙な足置きがあるので、愛用のミウラにスイッチ。快適に登れた。

④テラノ(5.10c) R(リピート)

撮影はタケシさん。
夕方になって絶好調宣言。


「テラノ」を登るユキエさん。
左は「逮捕しちゃうぞ」

帰りも星原峠コース。
今はサザンカの季節。(岳間の近くにて)

日向神:ダム下で新ルート(5.11c)開拓・初登

2020.11.28(土) 日向神:ダム下など 121

朝の気温は8度、晴れ時々曇りでオープンドライブ日和。
今日の岩友はK1さん。
それぞれに開拓・初登をめざしている。

①プロジェクト Tr. アップとQD架け
ボルトは6本、23日に打ち終えていた。

②甘党爺ちゃん(5.11c) B6 初登

核心部は下部のハング越え。
下の写真は試登時のもの。

一番の懸案であった3ピン目へのクリップがなんと核心ムーブの下からできた!
後は落ち着いて登るだけだったが、ムーブをしっかり起こせないと難しい。

この後、K1さんが「101本目のガッツポーズ 5.11a」を初登。

101本目のガッツポーズ(5.11a) OS 第2登

出だしは「粉吹き爺さん」と同じなので落ち着いて登れた。
腕のステミングが面白い。
上部のコーナーは見た目よりも快適に登れる。

④必殺仕事人(5.11b) 敗退
⑤必殺仕事人 Tr. やっとムーブに光が見えた。
昼食をとって次のエリアへ。

【バーカーエリア】
会友の大学生にっしーさんが登っていたので寄ってみた。
すると、5.11aのまだ私が触っていないルートがあった。
五月の風(5.11a) MOS
私の得意系かな。

【バルコニーエリア】
2年ぶりのバルコニーエリア。
⑦サクラ(5.10c/d) R(リピート)

60mロープをイノクチさんに借り、カメラマンはナカさん。
現地トポでは5.11aに昇格している。

【愛のエリア】
夕方なのに大学生3人でエレキバンを登ると言うのでちょっと心配で見に寄った。
やはり2ピン目で敗退して、回収に手子摺っている。
⑧エレキバンはやめて(5.12a) NG
RPして9日ぶりのエレキバン、最終ムーブまでは気楽に行けた。

「今日もよく登ったなあ~。新ルート名は『屁こき爺さん』とでもしよう」と満足して帰宅すると、更にうれしいことが待っていた。
ロードスター界のカリスマにしてアイドルの「辛党おやじ」さんからステッカーが送られてきていたのだ。

先日、ユーチューブでステッカー当選者を発表されていたが、「どうせ当たるはずがない・・・」と不覚にも寝てしまっていた。
こんなついている日は滅多にないだろう。
記念して新ルート名は「甘党おやじ」にした。
私はこてこての甘党なのだ。
【追記】
後日、ルート名は熟考して「甘党爺ちゃん」に決定した。

初冬を迎えて初登ならず

2020.11.23(祝) 日向神:ダム下~道端 120

前日の雨がどれぐらい影響しているかなんて全く関係なく日向神をめざす。
今日の岩友はカズさんとばんちゃん。
昔、岩場には「開拓クライマー」と「ゲレンデクライマー」がいた。しかし近年、開拓クライマーは絶滅危惧種となっている。
秋の岩場には「いつものクライマー」と「たまにはクライマー」がいた。初冬を迎えて「いつものクライマー」だけになってきた。

【ダム下エリア】
①上部樹林帯から懸垂下降
プロジェクトにボルトを5本打って一応完成。
②プロジェクトにTr.トライ
下部がうまく登れず、上部は湿っていて全く登れない。
初登トライは次回にとっておこう。

【道端エリア】
曇り空に時折冷たい風が吹く。
スラブ壁はずいぶん乾いていた。
③君のために(5.8) R(リピート)
④だんだん(5.9)  R(リピート)
⑤四郎(5.10a)   R(リピート)
⑥シンシア(5.11a) R(リピート)

カメラマンはばんちゃん。いいアングルだ。

午後4時過ぎ、駐車場にもどるとちょうどタケシさんらがバルコニーエリアから下りてきた。
今年も「自家製みかんのジャム」を戴いた。

初冬の日暮れとクライマーの帰宅は早い。

駐車場に一台取り残されたロードスターに哀愁を感じる。


もうまばらになったモミジと赤い橋。

趣味は「読書」と答えたいが

2020.11.22(日) 徒然 45

3連休の中日、午前中は地域の人築で「前井出浚え」だった。
昨年から年に3回行われていた「堤防美化作業」がなくなったので、この区民総出の人築は貴重な地域住民の生存確認の場となっている。

帰ると外孫が遊びに来て騒がしいので図書館へ行った。
図書館では「ただで本が借りられる」のに利用する人は本当に少ない。
本はたくさんあるが、私が読みたい本、読める本は限られる。
まあ、読める本を探すのも図書館の楽しみの一つか。
【今日借りた本】
文藝春秋(2020 9月号)
ベストエッセイ(2018)
あなたの話の9割は相手に伝わっていません(松本幸夫)
日本語大全(齋藤 孝)

ちょうど昨日から「ジャック中根のクライミング道場」を再読し始めたのでちょっと少なめ。

若い頃、「どくとるマンボウ青春期 (北杜夫)」と出会った。
旧制松本高校の寮生活、疾風怒濤、北アルプス、小説、昆虫、etc
私が山好きになったきっかけの一つがこの本であることは間違いない。
大学1年生の時、夏合宿が終わって信州大学思誠寮に泊めてもらい、北杜夫が書いたかもしれない便所の格調高い漢詩の落書きを見たときは胸が熱くなったものだ。

ところで、「読書」というのは今の時代、趣味の範疇に入るのだろうか。
趣味というのは、本人が好きなことに「お金と時間」を使うことだと思う。
図書館で本を借りて読むのは基本的にタダだからどうも有難みが少ない。
タダの本と思うと読むモチベーションも上がらないのだ。

先日、YouTubeを見ていて「裏垢」という文言を知った。
その裏垢についてのエッセイが偶然目についたので「ベストエッセイ」を借りた。
YouTubeがきっかけで本を選んだのだ。
そういえば、「中田敦彦のYouTube大学」は面白い。
古今東西の名著を面白おかしく解説してくれるので図書館に行く手間も省ける。

今の時代、ユーチューバーになろうという子どもはいても小説家は、う~んいないだろう。
コロナ禍で人々の「巣ごもり生活」が増えた。
そこで「ゲーム・料理・家呑み・キャンプ・庭いじりなど」が人気だという。
しかし「読書が人気」なんて話はあまり聞かないなあ。


日向神:ダム下「粉吹き爺さん」にて

久しぶりだよ、ドリルの響き

2020.11.21(土) 日向神:ダム下 119

朝から快晴、気温16度ぐらいでオープンドライヴ日和。
3連休初日はダム下で開拓。
山友はキーボウさん、ナオさん、カズさん、K1さん。

【下のスラブ壁】
①軽減税率(5.10a) R(リピート)
②アーモンド味(5.10d) R(リピート)

【桜のエリア】
③上部樹林帯から懸垂下降
プロジェクトに終了点設置
④プロジェクト Tr. ボルト位置決定
⑤ここはステミング(5.10b) R(リピート)
⑥プロジェクト Tr.

この伸び切った状態からハングを越える。

【広場】
⑦トライアングル(5.10b) R(リピート)

登っているのはカズさん。

久しぶりにダム下で軽快にドリルの音を響かせたのはK1さん。
やっと復帰したと思ったら早速サンセットでもダム下でもドリルを振り回すのはさすがだ。
私のドリルは久しぶりでバッテリーを充電しておらず、元気なく3本打って終わった。
開拓・初登の喜びは次回に持ち越しとなり、楽しみは続く。

11月、真夏日の県体壁

2020.11.18(水) 県体壁 15

午後5時25分、職場を出た。
西の空には三日月が登っていた。

もう11月も半ば、車のライトが自動で点く。
街中は帰宅途中の車で渋滞していた。
ロードスター6MTにとって、夜の街ののろのろ運転は辛い。
何よりも対向車のライトがまぶしい。

菊陽町「光の森」を抜けて北熊本の県立体育館まで約12Kmに1時間ほどもかかった。
気温は市内に入ると26度にもなった。
11月だというのに、いまだ真夏日の気温だ。
集った県体壁仲間もTシャツ姿で登っている。

今夜は中1本、右1本、左2本の合計4本を登って予定終了。
グレード的には易しいものばかりで、体調維持の筋トレ感覚だ。
午後8時過ぎには一人で帰路についた。