ロードスターの車検:1回目

2021.6.27(日) ロードスター 32


「えっ、もう3年目?」
という声が聞こえるが、この車は2018年7月が初年度登録で、約1年半ほどマツダ光の森店でデモカー(試乗車)をしていたのだ。

前車のマツダ:プレマシー(2000㏄、7人乗り)が車検時期を迎えたので、次は小さな車を探していたらUカー(中古車)のチラシでこのロードスターが目に留まった。
走行距離1.600km、新車より60万円も安いというのですぐに決まった。
グレードは「S・スペシャルパッケージ」で、シートヒーターやクルーズコントロールも特別装備で付いており申し分ない。

私は1年半で約18.000km走った。
コロナ禍で遠出はほとんどなく、6~7割は通勤利用で燃費は15~16km/ℓだった。
ハイオク仕様だが、プレマシーが10km/ℓだったのでこれも申し分ない。
今回の車検では特別な出費は何もなかった。アメリカの雑誌で「壊れない車 第1位」に選ばれたというのも納得がいく。

ロードスターを選んだ決め手は単純に「かっこいい」だったが、乗ってみて運転する楽しさがよく分かった。
「1500㏄、6速MT」の高回転型エンジンは「自分が運転しています!」感が強く、着座位置が低く音も大きいのでスピード感が増す。

代車は「マツダ:CX-3」だった。

人気のある今どきのSUV車である。
乗り降りが楽(いちいち座席の調節が不要)で、6速ATのシフトチェンジは私よりも数段なめらか。
排気量も1500㏄で街乗りではトルク感が高く、運転が上手になったようにさえ感じる。

違いはやはりコーナリング。
AT車はエンジンブレーキがかかりにくいのでコーナー手前でブレーキを踏むが、MT車はシフトダウンしてそのまま駆け抜ける。
また、FF車のアンダーステアもよく分かる。
ロードスターはFR車で50:50の重量配分なので、シート形状にもよるがコーナリングには絶対的な自信を持つ。
コーナーが楽しいのでついスピードを出して曲がるせいか、タイヤのサイド部分の減りが少し目立つ。

ロードスターの運転で一番良いのはやはり適度な緊張感だろう。
MT車の運転に加えて、周りの車との兼ね合い、オープンカーにおける周りの視線、ロードスター同士の挨拶などけっこう気になって居眠りする暇がない
以前にも書いたが、私にとってはこれが「安全運転」につながっている。